静脈内鎮静法における鼻腔拡張テープが呼吸に及ぼす影響
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概要
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静脈内鎮静法の副作用の一つに呼吸抑制がある.簡便な鼻腔拡張テープBreathe Right^<TM>が,静脈内鎮静法時の呼吸抑制に有効かを検討した.女性18名,男性12名の予定手術患者を対象とし,Breathe Right^<TM>を貼布した群としていない群に分けた.ミダゾラムとペンタゾシンで静脈内鎮静法を行い,鎮静レベルを一定化した(BISモニターA2000で約80%)後,口腔内操作前後における経皮的ヘモグロビン酸素飽和度(SpO_2),動脈血酸素分圧(PaO_2),動脈血炭酸ガス分圧(PaCO_2)を測定し,比較した.その結果,SpO_2とPaO_2は群間に有意な差は認めなかったが,PaCO_2はBreathe Right^<TM>を貼布した群で有意な低値(p<0.05)が認められた.従って,Breathe Right^<TM>は静脈内鎮静法時の呼吸抑制に有効であると考えられた.
- 2004-11-20
著者
-
小野 靖志
朝日大学歯学部総合医科学講座麻酔学分野
-
溝上 真樹
朝日大学歯学部総合医科学講座麻酔学分野
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高倉 康
朝日大学歯学部総合医科学講座麻酔学分野
-
大嶋 和之
朝日大学歯学部総合医科学講座麻酔学分野
-
高倉 康
朝日大学歯学部附属村上記念病院麻酔科
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