味覚受容体の検索(第2報) : ヒトの舌より分離された THTR5 受容体の呈味物質の応答性
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
Gタンパク質共役受容体THTR5をCHO細胞に導入し,呈味物質への応答性を検討した。THTR5クローンにおいてはGlucose, Fructose, Sorbitol, Arginine, Denatonium benzoate, Guanosin 5monophosphate disodium salt, Inosin 5'monophosphate sodium saltでの刺激により培養液上清中のPGE_2濃度が上昇した。さらに,Glucose, Fructose, Sorbitolでの刺激では培養液上清中のPGE_2濃度は呈味物質の濃度に依存的に変動した。以上のようにTHTR5はGlucose, Fructose, Sorbitolに濃度依存的な応答を示したことから糖質系甘味受容体であると推察した。
- 昭和女子大学の論文
- 2004-12-01
著者
-
高尾 恭一
日本大学医学部生理学
-
吉田 友佳
食物科学科
-
吉田 友佳
昭和女子短大・食物
-
高尾 哲也
昭和女子大・院生活
-
高尾 恭一
日大・医
-
小西 智子
平成15年度生活科学科
-
森 明子
生活機構研究科生活科学研究専攻2年
-
須賀 比奈子
群馬大学生体調節研究所
-
高尾 哲也
生活科学科
-
高尾 恭一
日本大学 第2生理
-
須賀 比奈子
テキサスサウスウエスタンメディカルセンター大・薬
関連論文
- P-055 hTAS2Rs発現性に係わる食品摂取因子の解析(ポスターセッション,2009年度日本味と匂学会第43回大会)
- P-054 食物摂取状況と味覚受容体発現の関連性(ポスターセッション,2009年度日本味と匂学会第43回大会)
- P-030 関東と関西におけるhTAS2Rs受容体発現性の差異 : 18〜25歳の若年者について(ポスターセッション,2007年度日本味と匂学会第41回大会)
- 自発性異常味覚症の味覚受容体遺伝子(T2Rファミリー)の検討
- 味覚障害例の治療経過における舌の味覚受容体遺伝子発現の検討(第2報)
- 人間ドック受診者における高脂血症者の臨床データ解析
- A Second Look at the Results of New Dietary Education Program to Prevent Type 2 Diabetes Focusing on Dietary Caloric Intake for Alcohol and Fat/Oil
- 健常者と味覚異常者における味覚受容体発現
- P2-28 健常者および味覚異常者に発現する味覚受容体とその変化(2005年度日本味と匂学会第39回大会)
- 健常者および味覚異常者の舌および口腔内における味覚受容体候補遺伝子の発現パターン
- 味覚障害患者の舌における味覚受容体遺伝子T2Rファミリーの発現と血清亜鉛値
- 新規な味覚検査法によるヒト味覚形成の検討
- 味覚受容体の検索(第2報) : ヒトの舌より分離された THTR5 受容体の呈味物質の応答性
- ヒト味覚受容体候補THTRおよびT2Rファミリーの舌での発現と呈味物質での応答性
- ヒト味覚受容体候補THTRファミリーの臓器分布と呈味物質での応答性
- キノア果皮抽出物の胆汁酸吸着作用と作用物質の検索
- 29. ラット膀胱平滑筋プリン受容体のサブタイプ
- P-073 hTAS2Rsを指標にした味覚受容体発現への喫煙の影響(ポスターセッション,2010年度日本味と匂学会第44回大会)
- 味覚受容体の検索(第1報) : ラットの舌より分離されたGPR14受容体の呈味物質の応答性
- 新規味覚受容体候補THTRファミリーの臓器分布と呈味物質での応答性 (2003年度日本味と匂学会第37回大会(9月24-26日、岡山))
- 実験的糖尿病ダイコクネズミにおよぼす磁気の作用
- ラット舌より分離されたGPR14受容体の呈味性物質に対する応答性
- P-124 糖尿病の味覚受容体hTAS2Rs発現への影響(ポスターセッション,2011年度日本味と匂学会第45回大会)
- P-059 妊娠出産時におけるhTAS2Rs発現性の変化(ポスターセッション,2012年度日本味と匂学会第46回大会)
- P-002 ヒト唾液腺由来細胞株における苦味受容体の発現性及び応答性(ポスターセッション,2013年度日本味と匂学会第47回大会)