離床動作における腹部正中創の創部張力と創部への負担の少ない動作の検討
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
腹部正中創の創部張力と離床動作との関係を明らかにし,創部の負担が少ない離床方法を検討する事を目的とし,動作画像及び創部張力の分析を行った.その結果,以下の事が明らかになった.創部は「上体を起こし座位から手をついて向きを変え端座位になる」動作で縦に伸長し,「背筋を伸ばしたまま上体を起こす」「片脚ずつ下ろして端座位になる」「柵や紐を使用する場合に完全に側臥位になってから上体を起こす」動作で横に伸長していた.縦,横が伸長しない動作は「手をつかず座位から端座位になる,背筋を丸めたまま上体を起こす」「脚を上げたまま腰を回転させ端座位になる」「側臥位にならずにやや上向きのまま上体を起こす」であった.以上より創部の伸長を小さくする動作は「常に背中を丸めて動く」「紐や柵を使用する場合は完全に側臥位にならずにやや上向きのまま上体を起こす」「脚を上げたまま上体を起こし,腰を回転させ端座位になる」であった.
- 長野県看護大学の論文
著者
関連論文
- 13-19-T001-04 健康事業プログラムの違いから見た体力および脳機能に与える効果の差異について(13.アダプテッド・スポーツ科学,一般研究発表抄録)
- 07-19-S404-07 歩行と筋力トレーニングを運動習慣に取り入れ、脳の活性化を試みた健康事業・長野ウェルネス大学の効果について(07 発育発達,一般研究発表抄録)
- 夜勤明け看護師における背部温罨法ケアの気分および自律神経活動への影響
- 看護大学選択の際の学生の判断と迷いについて : 長野県看護大学在校生へのアンケート調査より
- 看護に活かすナラティヴ・アプローチ
- 長野県女性の骨粗しょう症予防とヘルスプロモーションに関する研究 : 1.健康状況とライフスタイル
- 離床動作における腹部正中創の創部張力と創部への負担の少ない動作の検討
- 日本看護学教育学会 第13回学術集会 報告
- 3つの離床動作における使用筋群の検討 : 「まっすぐ起きる」「右手で柵を使って起きる」「右手で紐を使って起きる」の比較
- 慢性疾患患者を対象とした成人看護実習における学生の関心と反応
- 568. 歩行支援タイツの生理応答(リハビリテーション・運動療法)
- ブドウ新品種'ナガノパープル'の機能性食品としての優位性について
- 154. 異なる運動トレーニングが動脈疾患および骨粗鬆症に及ぼす影響 : 複合疾患モデルラットを用いた検討(呼吸・循環,第62回日本体力医学会大会)
- 教育実践報告 看護学とその隣接領域のコラボレーションを目指して--長野県看護大学における一般教養教育の実践報告
- 07-6-F301-6 高齢者の健康教育による効果と評価と問題点について : 3年間の実施期間を終えて(07.発育発達,一般研究発表抄録)
- 07-6-F301-5 日本・中国・韓国の高齢者の健康教育による評価と問題点について(07.発育発達,一般研究発表抄録)
- 長野県看護大学における新しい大学説明会の試み
- ラット大動脈の弾性特性におよぼす継続的運動の効果
- ブルーベリー果実の継続的摂取と自発運動によるラットの動脈硬化リスク軽減効果