3つの離床動作における使用筋群の検討 : 「まっすぐ起きる」「右手で柵を使って起きる」「右手で紐を使って起きる」の比較
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概要
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本研究の目的は,a.「まっすぐ起きる」b.「右手で柵を使って起きる」c.「右手で紐を使って起きる」の離床動作で使用される筋群を明らかにすることである.4名の健康な男子学生(19〜22歳)を対象とし,動作画像の撮影および筋電図測定を行った.各離床動作につき60データ,計180データから離床動作パターンと使用筋群の負荷が分散する動作パターンが明らかになった.その結果,aはb,cに比べ,腹斜筋,腹直筋の使用が大きかった.その理由として,b,cにおいては,柵や紐を使いながら上体を起こすために,上腕二頭筋,上腕三頭筋,僧帽筋,大胸筋が使用され,腹斜筋,腹直筋の負担が分散されていることが明らかになった.さらに,b,cでは,体を左側に向け,上体を起こすと同時に左足をベッドの外に出し,端座位になる動作によって,大腿四頭筋を使用するために,腹斜筋,腹直筋の負担が分散されることが明らかとなった.
- 長野県看護大学の論文
- 2003-03-31
著者
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