学習障害及びその周辺児と考えられる児童への読字・書字指導 : 通級指導教室での実践を通して
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概要
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学習障害が疑われる児童6名について、読字・書字指導を小学校通級指導教室で行った。言語性LDの場合、言語能力が低いため本児らの得意とする視覚教材を媒介として言語能力を育てていくことに主眼がおかれた。具体的には教科書の写本や挿し絵、フラッシュカード、絵カードなどを活用した。読む力については、逐次読みでは身に付かないので、文字を常に言葉や単語として意識させ、大意をつかむように指導した。10ヵ月間の指導の結果、指導開始当初と終了時点のITPAの結果は、言語学習年齢で2ヵ月から1歳8ヵ月の伸びが見られ、6名の平均では10.2ヵ月の進歩が認められた。この子達にとって個別指導の場としての通級による指導の有効性が確認された。
- 琉球大学の論文
- 1999-10-28
著者
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平田 永哲
Faculty of Education, Univ. of the Ryukyus
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平田 永哲
Faculty Of Education Univ. Of The Ryukyus
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多和田 稔
Ginowan Ele. School
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