筋機能療法を用いた側音化構音の改善に関する研究(1) : ことばの教室における指導実践を通して
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概要
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本研究は、59音もの側音化構音を有する児童に対して、筋機能療法(以下、MFT)を適用し、側音化構音を改善することを目的として行った。対象児は6歳女児で、口腔機能に弱さと不調和が見られ、安静時には常に開口し舌が突出し、発話時には過剰に動く舌癖を有した。結果は、MFTの適用により、舌筋及び口腔周囲筋の機能はほぼ完全に改善された。口腔周囲筋の機能を高めたことにより、短期間の構音指導で/s/音の改善が見られた。しかし、/i, ∫i/音には改善が見られなかった。改善されなかった原因は、絶えず過剰に動く丁子の舌癖と指導期間の短さが考えられる。以上のことから、構音指導の基礎訓練としてMFTを適用することは、側音化構音の改善において有用であることが示唆された。ただ、過剰に動く舌癖を取り去ることが課題に残された。
- 2000-03-31
著者
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平田 永哲
Coll. Of Edu. Univ. of the Ryukyus
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平田 永哲
Faculty Of Education Univ. Of The Ryukyus
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上江洲 留易
Matsushima Ele. School
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