知的障害児及び要介護高齢者に対する態度・イメージの因子の比較
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概要
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本研究の目的は, 芸術系の4年制大学の学生を対象に, 知的障害児及び要介護高齢者に対する態度・イメージにおいて, 因子間の対応関係を調べることである。ターゲットが知的障害児と要介護高齢者とで, 態度・イメージの調査データを因子分析し, 抽出された因子を比較した結果, 次のことが示された。1) 芸術系の4年制大学の学生において, 知的障害児に対する態度では, 三宅・小松 (1993) の短大の保育系学生の場合同様, 『積極的な関わりの意志』と『統合教育』の因子が抽出された。また, 『否定的態度』の因子が抽出された。2) 芸術系の4年制大学の学生において, 知的障害児に対する態度と要介護高齢者に対する態度とでは, 因子間に明確な対応関係は認められなかった。3) イメージに関しては, ターゲットが知的障害児でも要介護高齢者でも, 『好意』, 『同情』, 及び『排除』の因子が抽出され, 因子間にも明確な対応関係が認められた。
- 山形県立米沢女子短期大学の論文
- 2002-12-27
著者
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