保育者を目指す学生への授業効果について : オペレッタを教材として
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概要
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近年の社会環境においては、保育者を目指す学生も保育の学習以前に見直さねばならない様々な課題を抱えている。特に、生活体験の不足をうかがわせる人間関係や心身のたくましさ、保育者に望まれる豊かな表現力の不十分さは、学業や実習のみならず就職後にも問題が浮上することもしばしばである。また、オペレッタは保育現場で取り上げられることが予想され、学生が卒業後に子どもに指導する機会も多いと考えられる。そこで、こうした点を考慮し、2002年度入学生を中心に、「表現」や「幼児音楽」でオペレッタを取り上げ、1・2年次の年度を越えて授業効果について研究した結果、クラス、学年に関わらず、学生間の交流や相互理解、保育と子どもへの理解、特に、指導する立場になる前に体験的に子どもの立場を実感できた点は大きい。さらに、自分自身に対する様々な成長と自覚が育ち、保育者としての今後の課題などを見いだすなど多くの手ごたえを考察することができた。
- 2004-12-20
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