抗体陽性野外豚の神経組織におけるオーエスキー病ウイルス潜伏に関する解析(ウイルス学)

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概要

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韓国の野外においてオーエスキー病ウイルス(PrV)に暴露された豚の神経組織における潜伏ウイルスの有病率およびコピー数をネスティッドおよびリアルタイムPCRにより調べた.三叉神経節, 臭球, および脳幹を含む神経組織を抗体陽性94頭から採取した.神経組織におけるPrV潜伏感染を3つの糖たんばく質遺伝子(gB, gEおよびgG)を標的とするネスティッドPCRで調べた.その結果, 調べた動物の95.7%に潜伏感染が検出された.さらに, 組織における潜伏PrVゲノムのコピー数は豚ゲノムDNA 1マイクログラムあたり10^<0.5>から10^<7.1>であることがリアルタイムPCR解析により明らかになった.以上の結果から通常の条件化では豚の神経組織におけるPrVの潜伏レベルには大きな幅があることが示された.今回の結果は韓国におけるPrVの蔓延状況を制御するのに必要な情報となる.
2006-02-25

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