明治初期における並木敷の問題(昭和62年度日本造園学会研究発表論文集(5))
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概要
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街道並木が古くから保護されて来た背景は,幕府が諸藩に課していた街道筋の道敷と共に並木敷もその藩民によって維持されて来たことにある。明治初期において,政府は,全国的な街道並木の統一的取扱を道路行政の一端に委ねた。その結果,内務省は,各藩から府県へ受け継がれた並本数を保護の対象として官有地に位置づけた。当然,民有地を基盤とした並木敷も無視できないものであった。
- 社団法人日本造園学会の論文
- 1987-03-31
著者
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