ドリス式柱頭に関する議論 : フランス王位建築アカデミー(1671-1793)に関する研究 その5
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
The Academie Royale d'Architecture discussed especially three aspects of the Doric capital. (1) As for the vertical proportion, the Academy admitted, besides vitruvius' method of dividing the total height of the capital into three parts (that is, abacus, echinus, and necking) of the equal height, the proportion with a abacus that is taller than the other parts. (2) As far as the moulding under the echinus is concerned, the Academy admitted first the annulets, and then the astragal that is a commun feature of the Doric capitals used in the Parisian churches of the 17th and 18th centuries. (3) As for the projection of the capital from the surface of the columnar shaft, the Academy criticised Vitruvius' small one, and admitted the wider ones. The final capital represented by Tannvot's design is in a sens an amalgam of these complicated arguments on the three aspects.
- 社団法人日本建築学会の論文
- 1996-09-30
著者
関連論文
- 通史をどう書くか? : 歴史が現代に果たす役割(II 座談会,通史をどう書くか?)
- 857 ルイス・バラガンの建築について : 5作品の言語化による分析(歴史・意匠)
- ロマン主義的な素材としてのガラス--「硬化した空気」としてのガラスは光と風景を変容させる (透明なデザインと建築技術) -- (ガラス建築の変遷)
- 20世紀日本建築の通史は書かれなかったという結末について(行く世紀、来る世紀1)
- (5)伊東忠太とリバイバリズム : グリークリバイバルと「インディアン・リバイバル」(第4回伊東忠太連続報告会 伊東忠太 : その人と業績)(活動レポート)
- 20世紀的なアナクロニズム(建築の20世紀)(20世紀を決めた建築 : 世界編)
- 826 観海寺地区の開発の経緯 : 別府市における市街地と別荘地の開発に関する研究 その2(建築歴史・意匠)
- 調停者としてのは日本と西洋を媒介したか(日本の「建築史」)(建築史学の方法論)
- 建築教育の普遍性と個別性 : フランスの建築アカデミーの場合(建築はどうやって学ばれてきたか)(建築の学び方)
- 「」に括ること
- デファン夫人のアパルトマンの復元的考察 : 建築と家具と絵画で構成される18世紀フランス女性の空間
- 18世紀フランスの女性の室内について : デファン夫人のアパルトマンの復元(2002年度大会 (北陸) 学術講演梗概集)
- 四間論--7.2mというスケール
- 9265 18世紀後期のアジア協会におけるインド建築にたいする研究姿勢 : アジア協会の組織と協会員たちの経歴(西洋近世,建築歴史・意匠)
- 英国ハンプシャー州メルチェット・パークのヒンドゥー教寺院 : 初代ベンガル総督ウォーレン・ヘースティングズのアーリア理論と建築
- バロダ大学ドームにおけるR・F・チザム設計に関する研究
- トスカナ式柱頭に関する議論 : フランス王立アカデミ-(1671-1793)に関する研究 その7
- コリント式柱頭に関する議論 : フランス王立建築アカデミ-(1671-1793)に関する研究 その3
- 833 荘園地区の開発の経緯 : 別府市における市街地と別荘地の開発に関する研究 その1(建築歴史・意匠)
- 古典主義建築における視覚補正理論と空間スケール
- 835 ウィリアム・チェンバーズの英国支那式庭園に関する研究 : 『東洋造園術論』とキュー・ガーデンとの関係性(建築歴史・意匠)
- 823 北九州市若松区における埋立地の形成過程 : 明治以降における海岸通りの形成とその景観的意味(建築歴史・意匠)
- イオニア式ペア・コラムに関する議論 : フランス王立建築アカデミー(1671-1793)に関する研究 その6
- 810 17-18世紀フランスにおける視覚補正理論と都市建築の内部空間のスケールとの関係 : 視覚補正理論と空間寸法に関する研究 その2(建築歴史・意匠)
- 809 建築アカデミーで議論された理論的な視距離 : 視覚補正理論と空間の寸法に関する研究 その1(建築歴史・意匠)
- 849 風景式庭園における庭園と建築との関係性 : 風景造園家ハンフリー・レプトンの建築観(建築歴史・意匠)
- 848 ヴォールトの断面形状の視覚補正に関してフランスの王立建築アカデミーでなされた議論(建築歴史・意匠)
- 846 ウィトルウィウスの視覚補正理論の論理的帰結としての理想的視覚距離(建築歴史・意匠)
- 830 旧清力美術館と周辺環境の歴史的調査(建築歴史・意匠)
- コンポジット式柱頭に関する議論 : フランス王位建築アカデミー(1671-1793)に関する研究 その4
- アカデミー第1期(1671-1715)におけるイオニア式柱頭に関する議論 : フランス王立建築アカデミー(1671-1793)に関する研究 その2
- フランス建築の特性としての層オーダー : フランス王立建築アカデミー(1671-1793)に関する研究 その1
- ドリス式柱頭に関する議論 : フランス王位建築アカデミー(1671-1793)に関する研究 その5