ルール地方における景気動向と商品流通 (1865-79)
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概要
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ドイツ経済は, 70年代初頭に急速に株式会社が設立された後, 73年には不況を経験することになった。この当時のルール地方における商品流通は, 次のことを明らかにしている。即ち, 73年恐慌が原料供給部門に始まり, まもなく消費財生産部門をとらえ, 遅くとも74-75年までには生産財生産部門に波及していったこと。石炭を中心とする原料供給部門の景気回復は, 75年には始まり, 再び流通量が拡大して行ったのに対し, その他の産業部門においては, 78-79年頃になってようやく回復のきざしがみえること。以上である。
- 跡見学園女子大学の論文
- 1984-03-15
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