男女児のボール投げ動作とボール速度

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概要

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本研究は, 幼稚園年長児 (5〜6歳) 134名を対象に全力ボール投げ時の動作, ボール速度およびそれらの関係や性差を検討してきた。本研究で得られた結果は, 次のように要約できる。1) 投動作を12種類のパターンによって分類したところ, 成人型に近い動作を示したものの比率は女児よりも男児の方が高かった。また, 12種類のパターンの中で男児は出現しなかったパターンがあったが, 女児ではすべてのパターンがあらわれた。2) 男女それぞれの全体のボール速度は平均で10.4m/sで男児の方が高かった。また, 同一動作パターンにおけるボール速度も男児の方が高かった。3) 男児では最も発達度の高いパターンのボール速度が他のパターンより高い傾向を示した。また, 男女とも最も未発達のパターンのボール速度が最も低かった。
1989-09-01

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