職業的社会化と看護学生の意識 : オープンキャンパス参加者の声と入学後の「看護イメージ」から
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概要
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本研究の目的は,青年期にある看護学生の職業的社会化に向けた看護基礎教育方法への示唆を得ることにある。そのためには先ず,青年期の若者が看護についてどのようなイメージを抱いているのか把握する必要があると考える。そこで,進路選択時期にあるオープンキャンパス参加者の声と,4年課程入学直後における学生の看護イメージの意識調査をもとに,職業的発達の出発点にある学生の看護イメージをカテゴリー化した。その結果,職業的発達の出発点にある学生の看護イメージは,"思いやり"や"優しざを含む相手を犬切にする関わりについてのカテゴリーが最も多く,職業的社会化に向けた望ましい看護師像の傾向にあることがわかった。さらに,その学生の看護イメージをプロフェッショナルヘと育てるためには,身近な看護教師や臨床看護師が学生のモデルとなり,学生自身がその看護イメージを豊かに膨らませ成長できるように段階的に関わる必要性が示唆された。
- 2005-03-15
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