本学の看護技術教育を考える<第二報> : 本学卒業生の看護技術教育に関する意見の分析から
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概要
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本学を卒業し臨床で活躍している看護師が、看護基礎教育時の技術教育に対し、どのような意見や要望を持っているかを調査した。その結果、看護基礎教育時の技術教育に対する意見や要望は9つのユニットに分類された。それは【看護基礎教育では、看護にとって何が大切なのか実感できなかった】【臨床の場で活用できる技術とするために臨場感があり、現状に即した技術教育が必要である】【技術を体験する機会が少ないと感じるため、もっと技術を体験できる環境を整えていく必要がある】【看護基礎教育で修得する必要のある技術は、教育をしていく必要がある】【看護技術を実践するにあたっては、方法を学ぶと同時に根拠やその時・その場での状況判断ができる能力を養う必要がある】【技術を修得するには臨床の場が効果的である】【学習者の姿勢が学びに影響するので動機づけが必要である】【学習項目や修得度の確認が必要である】【授業の開講と学習量を増やして欲しい】であった。またこの結果を踏まえ、看護技術教育の課題は、「臨床との乖離を防ぎ、看護基礎教育時に培った基盤を活かして卒後の学びが深まるよう、『臨場感があり、現状に即した授業』の工夫」や「実習や演習で看護技術の体験ができる環境の調整」、そして「看護の方法と同時に根拠やその時・その場の状況判断ができる能力を養う工夫」であった。また「学習者が主体的に学べるような動機付け」が必要であると考えられた。
- 東海大学医療技術短期大学の論文
- 2005-07-30
著者
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