絵画表現領域の拡大と教育分野におけるその可能性I(IV.芸術系)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
絵画表現の定義拡大を目的に,絵画の定義を「平面性の高いオブジェ」とし,絵画作品の特質とされる正面鑑賞性に対しても,作品面を一平面としてとどめず,シェイプトパネルの作品が側面を有することにふれ,それを自然に理解しやすい思考法も提案した。また再現芸術から離れて,「自己表現」ということの根本から再考し,個人の体験の差により色彩や形体の認識差がもたされていることを示し,新たな表現を見い出すための方法論とその実践を提示した。実践例としては,本学院における実験的授業課題と千葉県立美術館で行なったワークショップを挙げ,特にワークショップに関しては,ワークシートの解説を詳しくしながらその意図についてもふれ,個人の価値観を認め心理的に開放することが,教育現場でも特に有効な内容であることを述べた。また,自己の作品についても形態をタイプに分け参考写真を提示して解説した。
- 2005-02-28
著者
関連論文
- 保健室におけるワークショップ型アートセラピーの可能性(研究推進の概要報告)
- 1G2-B3 「次世代の科学力」を育てる「未来の科学者養成講座」の取り組み(2)(科学教育連携システム,一般研究発表,次世代の科学力を育てる-社会とのグラウンディングを求めて-)
- 大学生の食行動について : Eating Disorder Inventoryを用いた検討(II.人文・社会科学系)
- 強震を受ける多層偏心構造物の損傷予測に関する研究
- 絵画表現領域の拡大と教育分野におけるその可能性II(IV.芸術系)
- 絵画表現領域の拡大と教育分野におけるその可能性I(IV.芸術系)
- 大学キャンパスにおける“こどもキャンプ"について : 学生プロジェクトの大学教育としての可能性の検討
- 養護教諭の非言語的メンタルケア技法への心理・生理的フィードバックの試み
- 絵画表現領域の拡大と教育分野におけるその可能性III
- 1A-05 「未来の科学者養成講座」と「キャリア教育」 : 理数学習支援における人材育成(一般研究発表(口頭発表))
- ESDとしての地域連携アートプロジェクトの実践報告 : 教育領域における地域連携の意味と役割
- 主体的に粘り強く未来を切り開く科学者養成プログラムの成果と課題(科学才能教育-児童生徒の多様なニーズに応じる科学教育の新展開-)
- 主体的に粘り強く未来を切り開く科学者養成プログラムの成果と課題
- 「次世代の科学力」を育てる「未来の科学者養成講座」の取り組み(2)