住民と行政の協働による健康づくりの試み : 健康日本21地方計画策定の支援を通して
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概要
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住民と行政の協働による健康づくり計画策定のプロセスで,住民の主体性がどの様に形成されていくかについて,計画策定に参加した住民と保健師の意識と行動変容に着目した.健康づくりは,広域的視点から捉えた健康問題(地域診断)を対話によって共有することから始まった.整理された健康課題を協働活動により検証する過程を経ることにより,生活のしやすさを重視した地域の情報と科学的根拠を重視した地域診断情報が融合し,新たな気づきとして地域の健康課題が認識された.協働意識が強まり,住民がエンパワメントした.その波動で保健師等関係者がエンパワメントした.その結果,地域構成員である個人・家庭,地域,企業,行政の役割意識が醸成され,主体的活動に進化していくことが,体制や進め方が異なる2市町によって明らかとなった.
- 秋田大学の論文
- 2005-03-31
著者
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