和歌山大学周辺の水生生物相の予備調査・観察会報告(予報)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
和歌山大学が栄谷の地に移転してから16年がたち,大学建設による周辺の生態系の撹乱も一応の落ち着きを取り戻しつつあると考えられる。しかしこの地域は,大学建設以前から,建設業者によって大規模開発が計画されていた。そして昨今急速に,大学周辺で様々な開発が行われてきており,これらが,回復しつつある生態系に大きなダメージを与えるであろう事は想像に難くない。以上の点から,現状での大学周辺の生物相の記録をとっておく事は極めて重要であろう。しかし2001年度には,生物相調査のための予算措置がなされなかったので,水生生物についての予備的な調査のみ行う事にし,2001年夏から秋にかけて,梅原地域の大年川とその周辺の水生生物相を調べた。また8月には地元の子ども達に呼びかけて観察会を開いた。ここではその簡単な報告を行う。
- 和歌山大学の論文
著者
-
溝口 和子
和歌山大学教育学部
-
岩田 勝哉
和歌山大学教育学部生物学教室
-
土井 浩
和歌山市立こども科学館
-
岩田 勝哉
和歌山大 教育
-
貴志 正幸
アイガモ農法実践者
-
貴志 一美
農業
-
田村 雅弘
和歌山県生物同好会
関連論文
- 生物教材研究 : 身近な水生動物の簡単な呼吸量測定法
- 小学校理科教員養成における実地研修のあり方 II : 春の臨海実習
- タウナギの雄による卵保護と仔稚魚の口内保育
- 和歌山の潮間帯に生息するカニ15種の浸透圧調節
- 小学校理科教員養成における実地研修のあり方 I : 主として農場の植物観察を中心に
- 生物教材研究 : 潮汐周期に伴う活動の観察I : マツバガイの帰家行動
- 和歌山大学周辺の水生生物相の予備調査・観察会報告(予報)
- 海産魚類の塩分適応におけるTMAOと尿素の役割
- 魚類の窒素代謝
- 中国綜合養魚の生態・生理学研究-1-好気的実験条件下におけるソウギョの糞の分解過程
- 和歌山県の周参見川と富田川に生息する2型のチチブについて--その背鰭棘長の周年変化とLDH電気泳動像の比較
- コメツキガニの無気代謝率の季節変化
- 魚類の窒素代謝
- トビハゼとチチブの肝臓および筋肉のグルタミン酸脱水素酵素の生化学的性質の比較〔英文〕