現代日本の文芸関係者のもつ図書館観の一断面・続 : 『図書館の学校』巻頭エッセイの分析II図書館はどうみられてきたか・6(文学・文化編)
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概要
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前年に続き,雑誌『図書館の学校』に掲載された文芸関係者のエッセイを分析し,彼らの「図書館観」を明らかにしようと試みた。図書館の資料選択の現状について,批判的な見方をしている人たちも存在する。一方,現実の公共図書館には,多様な利用者がさまざまな目的で訪れるようになってきているが,そうした利用状況をむしろ肯定的にとらえる見解も,今回のエッセイの中には含まれている。現実に「芥川賞」作家の「綿矢りさ」は,図書館を利用していることをインタビューで答えており,こうした実例を,図書館のがわでも,なんらかの形で活用していくことが必要なのではないか。
- 甲南女子大学の論文
- 2005-03-18
著者
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