学生参加型の講義を目指して : 小レポート活用の試み
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概要
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大学生の学力低下が叫ばれ,多様な層の学生が大学に入学して来るようになった昨今,従来型の一方向的な講義では,学生はますます受動的になり,学習効果を上げることは難しくなっている.きめの細かい個々の学生に適合した教育を施すことが不可欠であると言われる所以である.しかし,教育サービス提供のみに目を奪われ,学生を教育サービスの消費者に貶めてしまっては,学生の満足感を得られないばかりか,所定の教育効果を上げることも困難であろう.そこで,学生が主体的に講義に取り組みその進行に貢献できる,という意味での学生参加型の講義の工夫が求められているように思われる.本稿は,学生が提出するレポートを教材と位置づけ,それを活用しながら講義を学生と共に形成して行く試みの現状と課題をまとめたものである.そしてそのような学生参加型の講義を行う際に教員の果たすべき役割・配慮すべき点についてまとめている.
- 2005-03-31
著者
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