中学生の学校生活への満足感を高める総合的な学習の時間
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概要
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本研究の目的は,学業コンピテンスが低くても,総合的な学習の時間で主体的に活動できている生徒が学校生活への満足感を高めうるかどうかを検討することである。1999年4月〜2001年3月に,中学1,2年生567名を対象とした4回の縦断的質問紙調査を実施した。総合的な学習の時間での主体性の高低,学業コンピテンスの高低により,生徒を分類し,各群の学校生活満足感の高さを比較した。分析の結果,学業コンピテンスの高低によらず,総合的学習での主体性が高い中学生は,総合的な学習の時間での主体性が低い中学生よりも学校生活満足感が高いことが示された。
- 上越教育大学の論文
- 2005-09-30
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