英語歯科用語に関するテスト項目の研究(6) : テスト信頼性と妥当性の2年間の検証
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概要
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本研究では,平成12年度と13年度に実施した英語歯科用語のテスト項目の信頼性と妥当性を検証することを目的とした.テストは,50の歯科用語に関するものと7つの対話文から構成された.信頼性はクロンバック・アルファとカッパ係数(13年度のみ)によって,妥当性は内部構成概念証明法によって検証した.被験者は,歯科衛生士学科に所属する短大1年生69名(12年度)と64名(13年度)である.クロンバックのα係数(信頼性)は,0.886(12年度)と0.826(13年度)であった.カッパ係数はκ=0.69(13年度のみ)でほぼ満足できる数値であった.この結果から,テストの信頼性は証明された.内部構成概念証明法では,ピアソンの積率相関係数によった.12年度では2項目を除き,13年度では10項目を除いて,歯科用語に関するテスト得点の相関は対話文に関するテスト得点の相関より高かった.内部構成概念証明法では証明されなかった項目数は増えたが,運用上で工夫が必要であろう.また,今後は,内容的妥当性についても検討したい.
- 明倫短期大学の論文
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