米国における政府支出と民間消費の代替性に関する防衛経済学的考察 : 年次及び四半期データを用いたEvans and Karrasモデルの実証分析
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概要
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本稿では米国の1950年以降の年次データ及び四半期データを用い、政府支出を防衛支出と非防衛支出に分け、それぞれの代替性・補完性と、消費の流動性制約仮説を同時に検証するEvans and Karras(l998)モデルを推定した。四半期データによる推定結果からは、政府支出が民間消費と代替性を有していた、つまり家計の限界効用を増大させる効果を有していたと統計学的に判断できるのは1950年代の防衛支出及び防衛消費支出と、1970年代の非防衛消費支出のみであったことが明らかにされた。
- 新潟国際情報大学の論文
- 2005-03-22
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