朝鮮(韓国)農業奨励組合の展開過程 (経済学部50周年記念号)
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概要
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明治末期の1908年から大正前期の1918年まで存在した朝鮮農業奨励組合(1908年3月に日本の岡山県に設立された韓国農業奨励組合が191O年の韓国併合を受けて名称替えしたもの)についての3本目の、大正期に重点をおいた論考である。まだ書き足す箇所は残っているが、このテーマについて基本的な事はだいたい記述しおえたつもりである。韓国併合前だが既に土地建物証明規則が施行されていた朝鮮半島で日本人が購入し取得したはずの土地所有権に対する疑義をもった朝鮮人が日本人を相手どって民事訴訟を起こしていた事態が、この組合が巻き込まれた土地引渡請求事件で具体的に分かった。当時の日本人の朝鮮土地経営の容易ならざることの一端をある程度あきらかにしえたと考える。なお、会社と異なる組合という経営組織の特徴も多少は浮き彫りにできたように思う。
- 北海道大学の論文
- 2003-12-16
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