超音速および極超音速における円柱列の研究 : 第2報 超音速における2本の平行な円柱の周りの衝撃波
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概要
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本報においては超音速(M=2)における単独円柱および2本の平行な円柱の周りの衝撃波面の解析を行なった.衝撃波面はSchlieren写真法によって得られたものである.波面の頂点を原点にとり,流れの方向にX,それと直角の方向にY軸をとる.円柱の直径を長さの単位に選ぶことによって,長さを無次元化してある.するとX=AY^nの型の方程式において,A,nに適当な値を与えることによって,すべての衝撃波面を,ある有限の領域にわたり,高い近似度をもって表現しうる.単独円柱の場合はA=0.207,n=1.70,離れ距離Δ=0.64である.円柱列の場合はA=0.116-0.0603(H')^<0.67>, n=3.65-1.15(2.5-H')^<0.50>, Δ=1.46-0.20H', 0<H'<2.5という関係がなりたつ.ここでH'は2本の円柱の最短距離である.最後に衝撃波面の頂点付近の曲率半径および,2つの衝撃波の干渉に関する理論的考察を行なった.
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