飛しょう体背面の渦後流への頭部形状及び主流速度の影響について
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
飛しょう体背面に発生する渦後流(vortex Wake)が,頭部形状,主流速度によってどのように変動するかが調べられた。実験は4つの頭部形状に対して,迎角O゜から30°の範囲で超音速(M_∞=2)と低速(U_∞=1.1m/sec)の二つの流速に対してなされた。その結果,渦後流の大きさと形状は主流速度や頭部形状にはほとんど無関係であり,迎角と飛しょう体先端からの距離とによって一意的に決定できる事がわかった。又,交差流流速M_∞sinαが,渦後流の構造を決める重要なパラメータである事が明らかになった。しかし,構造上の変化とM_∞sinαとの定量的な関係はつかむ事はできなかった。
- 宇宙航空研究開発機構の論文
著者
関連論文
- リレー気球
- II.4 ARISおよびSSRの空気力学的研究(4 ARISおよびSSRの空気力学的研究)(II.関連研究)
- 誘導式遷音速風洞(高速内部流体実験施設報告)
- 東京大学航空研究所遷音速吸込風洞のシリカゲル空気乾燥装置に関する報告
- 飛しょう体背面の渦後流への頭部形状及び主流速度の影響について
- 飛しょう体の渦後流についての実験的研究
- 大きな迎角をもつ錐体を過ぎる流れの研究(1)
- 超音速および極超音速における円柱列の研究 : 第2報 超音速における2本の平行な円柱の周りの衝撃波
- プログラムブーメラン気球
- M-4Sの空力特性
- ブーメラン気球 II
- B_-1号機飛しょう性能試験
- 超音速における側方二次噴射に関する実験的研究
- 超音速および極超音速における円柱列の研究 : 第4報 極超音速流における円柱列の熱伝達
- 東大宇宙航空研究所極超音速風洞の特性
- 超音速流における円柱,球および円板の周りの衝撃波面の方程式 : 応用数学力学
- 超音速および極超音速における円柱列の研究 : 第3報 超音速における平行円柱列の抵抗
- 遷音速におけるCone-Cylinderの空力特性
- 超音速および極超音速における円柱列の研究 : 第1報 超音速における2本の平行な円柱の抵抗
- 大気球移動観測車
- 胴体相互干渉の近似推定法
- 遷音速後退翼に対する境界層効果の評価(第2回航空機計算空気力学シンポジウム論文集)
- 境界層方程式に対する差分法の実精度について
- 大学生活思い出の記(退官記念)
- 錐体上の気体吹き出しを伴う層流境界層
- 錐体上の熱伝達を伴う層流境界層
- 錐体まわりの超音速流に対する近似解
- 大きな迎角をもつ錐体を過ぎる流れの研究(2)
- 巻頭言
- 巻頭言
- ソニック・ブーム
- 大気球による科学観測の沿革 : 大洋村から三陸恒久基地の建設まで
- 巻頭言
- プログラムブーメラン気球II
- テフロンに関するよどみ点アブレーションの実験
- 巻頭言 (大気球(特集))
- 大気球特集号 (大気球特集号)
- 大気球特集号
- 高速空気力学
- 薄い二次元物體の前後端より生ずる衝撃波の形状について
- 2-19.超音流速に関する計算(東京大学理工学研究所第6回定期講演會プログラム)
- 2-32.亂れに於けるEnergyの輸送について(理工學研究所第5囘定期講演會講演アブストラクト)
- 気球についての空気力学的考察(II,気球,観測および計装)
- 超高空飛行工学