数値地理情報を用いた日本列島の潜在自然植生の推定
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概要
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自然環境の保全のために,潜在自然植生を推定し,本来の自然植生域の分布を把握することは重要な意味を持つ。従来,潜在自然植生を推定する手法として遷移系列を用いた二次植生からの推定,自然植生と土壌断面との対応関係を用いた推定,土地利用などからの推定が用いられてきたが,客観的な推定が行われてきたとは言えない面があった。本研究では環境要因と自然植生の対応関係を統計的手法を用いてモデル化し,得られたモデルにより潜在自然植生を推定する方法を提示する。データとして国土数値情報などの数値地理情報,モデル化手法として多項ロジットを用いて,日本列島の主要な自然植生についてモデル化を行い,潜在自然植生を推定した。
- 社団法人日本造園学会の論文
- 1993-03-24
著者
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