負帰還と適応プレディストータを併用した非線形歪み補償方式(ブロードバンド無線アクセス技術, 無線通信一般, 信号処理)

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概要

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電力増幅器における非線形歪みを補償する方式は、負帰還法と前方帰還法あるいは適応プレディストータに大別できる。負帰還法は狭帯域信号に対して有効な歪み補償法であるが、帰還率を高くした場合に動作が不安定になることが問題となる。また、プレディストータでは安定性の問題は生じないものの、パラメータ推定に要する時間が負帰還に比べて長いことが問題となる。本論文では、狭帯域信号を対象として、負帰還と適応プレディストータを組み合わせることにより双方の問題点を解決する方式を提案する。提案方式を用いることにより、所要の歪み補償特性を満足しながら、収束速度を従来のプレディストータに比べて約1/5に短縮できること、負帰還回路における許容遅延時間が約3倍になることを計算機シミュレーションにより示す。
社団法人電子情報通信学会の論文
2006-01-20

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