FDD回線における帰還型アダプティブアレーアンテナの特性 : 移動局に判定帰等化器を用いる場合(衛星を用いる移動体通信,無線通信一般)
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概要
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セルラー移動通信システムでは、同一チャネル干渉、フェージング、符号間干渉などが伝送品質劣化の原因となる。アダプディアレーアンテナ(AAA)は干渉波の抑圧を行うとともに、アンテナ素子間の相関を低くすれば、フェージングによる信号劣化に対処できる。FDDシステムでは、上下回線で周波数が異なるので、参照信号を用いて移動局で測った伝搬路の特性を基地局に送り返す帰還型AAAが知られている。周波数選択性の環境で、アダプティブアレーアンテナシステムは符号間干渉による伝送品質の劣化に十分には対処できない。この問題に対処するために、端末側に判定帰還等化器を導入したAAAシステムの特性を検討する。実際の伝搬路に近い伝搬路モデルを仮定して、基地局のアンテナ素子間隔や遅延時間の影響を調べた。
- 2004-01-09
著者
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赤岩 芳彦
九州大学大学院システム情報科学府(研究院)
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赤岩 芳彦
九州大学大学院システム情報科学研究科
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赤岩 芳彦
九州大学大学院研究院
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崔 淀勤
九州大学大学院システム情報科学府
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赤岩 芳彦
九州大学大学院システム情報科学府
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