音声パケット伝送におけるCDMAとTDMAシステムの特性 : 単一セルの場合

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概要

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パケット交換方式においてはCDMAとTDMAシステム上で様々な研究がなされている。その多くは特有の多元接続方式を想定して議論されたものである。有限な資源である周波数を有効に利用するためにはシステムに最適な多元接続方式の選択は重要となる。本稿では、使用帯域が等しく、単一セル、単一伝搬路、フェージング無しという条件において、CDMAとTDMAでのパケット廃棄率の比較検討を計算機シミュレーションにより行う。CDMAでは、キャリアセンスを導入し、基地局でチャネル割り当てを行うことで特性が改善されることを示した。TDMAでは、送信電力制御を用いないPRMAが、衝突の際のキャプチャー効果のため、最も良い特性が得られた。また、本論文で仮定した単一セル、静的伝搬路、単一パスなどの簡単な条件下においては、CDMAよりもTDMAが良い特性を得られた。
2002-02-28

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