マルタンヴィルの鐘塔 : プルーストの『失われた時を求めて』に見る建築的出来事
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
Notre etude porte sur l'experience d'un phenomene architectural que le Narrateur de A la recherche du temps perdu decrit dans son<petit morceau), publie plus tard dans un journal. Sur le chemin de retour d'une de ces promenades habituelles autour de Combray, le Narrateur voit de la voiture ou on le fait monter, les deux clochers de Martinville et celui de Vieuxvicq. Le <chasse-croise de la perspective> que jouent ces trois clochers lui donne le <plaisir special> consecutif a l'euphorie d'un espacetemps. Dans cette plenitude spatialialsante et temporalisante, les rapprochements et les differences des espaces entre les trois clochers, et des etants et du monde (l'horizon), s'entrecroisent et s'entre-tissent pour former ensemble l'identite du lieu. L'espace qui s'ouvre au Narrateur dans l'experience des clochers de Martinville et de Vieuxvicq, est donc archetypal ; c'est un phenomene architectural : 1) que le Narrateur met en oeuvre pour la premiere fois, 2) qui est simple dans sa structure et immediat, en rapport direct avec le corps, 3) qui donne un fondement aux espaces metaphoriques et complexes, autant sociaux qu'artistiques, dont le Narrateur fera l'experience au cours de sa vie.
- 社団法人日本建築学会の論文
- 1989-12-30
著者
関連論文
- 19世紀初期から20世紀初期のフランス文学における色彩語の統計的調査およびユイスマンスの『さかしま』における「緑色」《vert》の研究
- 師,森田慶一先生を悼む
- 614 明星院本堂について : 建設年代と復元に関する問題点(建築歴史・意匠)
- 台湾ヤミ族における神話と「住まう」こと
- 建築論研究の展望 (展望)
- 9161 住まうことの場所論的研究7 : 李朝時代書院の場所論的研究3(建築歴史・意匠)
- 住まうことの場所論的研究4 : 商空間の近代化と都市に(住まう)こと : 計画系 : 中国・九州支部合同
- 住まうことの場所論的研究3 : 李朝時代書院の場所論的研究1 : 計画系 : 中国・九州支部合同
- 9158 住まうことの場所論的研究 6 : 商空間の近代化と都市にこと 2
- 9157 住まうことの場所論的研究 5 : 李朝時代書院の場所論的研究 2
- 625 住まうことの場所論的研究 4 : 商空間の近代化と都市にこと(歴史・意匠)
- 624 住まうことの場所論的研究 3 : 李朝時代書院の場所論的研究 1(歴史・意匠)
- 9156 住まうことの場所論的研究 2
- 9155 住まうことの場所論的研究 1 : 場所と空間
- 9248 場所ということ : 建築的場所論への序論
- 9027 場所の意味について(建築史・建築意匠・建築論)
- 851 パウル・ティリッヒの芸術論・建築論について 8 : 表現と表現主義的(建築歴史・意匠)
- 845 建築論における空間論から場所論への展開(建築歴史・意匠)
- 9131 パウル・ティリッヒの芸術論・建築論について 7 : シンボルと宗教芸術
- 9024 パウル・ティリッヒの芸術論・建築論について : いろいろな芸術類型論(建築史・建築意匠・建築論)
- 857 パウル・ティリッヒの芸術論・建築論について 5 : 様式について(建築歴史・意匠)
- 9147 パウル・ティリッヒの芸術論・建築論について 4 : 内実について
- 930 パウル・ティリッヒの芸術論・建築論について 3 : 神律と内実(建築史・建築意匠・建築論)
- 605 パウル・ティリッヒの芸術論・建築論について 2 : 文化と宗教(建築歴史・意匠)
- 604 パウル・ティリッヒの芸術論・建築論について 1 : ティリッヒという人(建築歴史・意匠)
- 建築 : 虚学のすすめ
- 長崎・3唐寺における媽祖を祀る堂について
- 長崎・3唐寺の媽祖を祀る堂について-2-建設年代と建築上の一特質
- 建築経験の諸相 : プルーストの『失われた時を求めて』におけるサンティレール教会堂の鐘塔の場合
- サンティレール教会堂の鐘の音 : プルースト的教会堂の研究 : 計画系 : 中国・九州支部合同
- 847 ミシェル・シェールの空間論2(建築歴史・意匠)
- 846 ミシェル・シェールの空間論1(建築歴史・意匠)
- 鐘塔体験 : プルーストの『失われた時を求めて』に見る建築体験の諸相
- 623 サンティレール教会堂の鐘の音 : プルースト的教会堂の研究(歴史・意匠)
- 建築史における建築の意味の研究 : その意義と方法(建築歴史・意匠部門研究協議会(2))(1989年度日本建築学会大会(九州)の概況)
- マルタンヴィルの鐘塔 : プルーストの『失われた時を求めて』に見る建築的出来事
- サンタンドレ・デ・シャン教会堂と中世芸術の象徴性 : プルースト的教会堂の研究
- サン・タンドレ・デ・シャン教会堂と中世芸術 : プルースト的教会堂の建築論的研究3 : 建築歴史・意匠 : 九州支部
- 9172 サンティール教会堂 : プルースト的教会堂の研究
- 601 サン・タンドレ・デ・シャン教会堂と中世芸術 : プルースト的教会堂の建築論的研究3(建築歴史・意匠)
- 教会堂の現象学 : マルセル・プルーストの「失われた時を求めて」に於けるコンブレとその教会堂 (梗概)
- 807 尖頭形横断アーチを構成する円の半径とアーチ幅の比 : 尖頭形横断アーチの研究 2(建築歴史・意匠)
- 806 尖頭形横断アーチの高さ/幅比とそれを構成する円の中心の偏差比 : 尖頭形横断アーチの研究 1(建築歴史・意匠)
- 856 シンボルと模像 : ゼーデルマイヤのゴシック大聖堂論(建築歴史・意匠)
- 603 「天の模像としてのバルダキン」 : ゼーデルマイヤのゴシック大聖堂論(建築歴史・意匠)
- 605 鐘塔体験 : プルースト的教会堂の建築論的研究1(建築歴史・意匠)
- 長崎県を中心とした教会堂建築の時代区分について
- 長崎県を中心とした初期教会堂建築の特徴について
- 609 サンティレール教会堂における聖堂体験 : プルースト的教会堂の建築論的研究 2(建築歴史・意匠)
- 607 祖型反復して : Joseph Rykwertの古代ローマ(建築)論(建築歴史・意匠)
- 611 長崎県地方のカトリック教会堂 : その様式と展開(建築歴史・意匠)
- 610 教会堂建築の原初的形態について : 教会堂建築の研究VIII(建築歴史・意匠)
- 609 教会堂建築の時代区分について : 教会堂建築の研究VII(建築歴史・意匠)
- 長崎県を中心とした教会堂建築における貫の位置について
- 中世の学問論における技術と建築術
- 長崎旧居留地東山手の住宅7棟に関する研究
- 長崎県を中心とした教会堂建築の時代区分について
- 長崎県を中心とした初期教会建築の特徴について
- 長崎県を中心とした煉瓦造教会堂の煉瓦積について
- 主旨説明 (建築論の展開をめざして)
- 908 ゴシックの建築工匠と構成幾何学 : 正五角形の作図法を通して(建築史・建築意匠)
- 中世における光と技術 : 聖ボナヴェントゥラの場合
- 925 中世の学問論と建築術 : サン・ヴィクトルのフゴーの場合(建築史・意匠)