ソヴェト社会におけるインテリゲンツィヤ : 1960年代の動向を中心として
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概要
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現代ソヴェト社会について社会学的観点から論じる場合,基本的には二つの立場があるように思われる。一はソヴェト社会を資本主義社会と同質的な産業社会とみなす立場であり,他はソヴェト社会を共産主義社会へ移行しつつある社会主義社会とみなす立場である。本稿では,後者の立場から,インテリゲンツィヤ概念の定義,1960年代におけるインテリゲンツィヤの量的変化・質的構成などの諸問題を考察することによって,階層としての現代ソヴェト・インテリゲンツィヤのかかえる諸矛盾とその解決への途をさぐった。インテリゲンツィヤ問題はソヴェト社会主義の試金石であり,ソヴェト社会が共産主義社会へ前進するためには,どうしても解決しなければならない問題である。В настоящей работе мы исследовали связь социалистического строя с интеллигенцией, определение понятия ≪интеллигенция в советском обществе≫ и тенденцию советской интеллигенции в 1960 годы. Мы пытапись выяснить, что советская интеллигенция посвоей социальной природе и занимаемому в обществе положению имеет много общего с рабочими и колхозниками.
- 大阪教育大学の論文
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