配送計画問題のための近臨界温度探索法
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概要
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本論文では, 日常業務における配送先や配送量が日々少しずつ変化する場合の配送計画問題の近似解法として, 近臨界温度探索法を提案している.その方法は, シミュレーテッド・アニーリング法の温度を臨界温度より少し高い臨界探索温度に固定して行う方法である.この温度は, 総移動距離が指定した探索回数が連続して変化しないという停止条件で, 処理時間の飽和と温度との関係を調べることにより得られる.従来の研究にも, シミュレーテッド・アニーリング法で温度を一定にして探索を行い, 良い探索結果を得た例はあるが, 臨界温度に基づいた温度の決め方を述べたものは見当たらない.数値実験によって, 本方法による固定温度を使った探索法は, 従来の探索法よりも良い解を探索できることが分かった.したがって, 本方法は日常業務の配送計画に有効な方法であることが確かめられた.
- 社団法人日本経営工学会の論文
- 2004-12-15
著者
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