腹部大動脈瘤術後の中枢側吻合部瘤に対するステントグラフト内挿術の1例
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概要
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症例は77歳, 男性である.腹部大動脈瘤術後9年目に中枢側吻合部瘤のため入院した.吻合部瘤は腎動脈より3cm末梢側に存在し, 最大径55mmであった.再手術症例で脳梗塞の既往があり, また解剖学的にも適応があったためステントグラフト内挿術を施行した.術後endoleakやmigrationは認めず, 現在外来通院中である.ステントグラフト内挿術は腹部大動脈瘤の再手術症例に対し有効な手段であり, 解剖学的に可能であれば積極的に試みるべき治療手技であると考えられた.
- 特定非営利活動法人日本心臓血管外科学会の論文
- 2005-11-15
著者
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應儀 成二
日立記念病院血管外科
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石黒 真吾
鳥取大学第二外科
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中嶋 英喜
鳥取大学器官再生外科学
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應儀 成二
鳥取大学器官再生外科
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石黒 真吾
鳥取大学器官再生外科
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石黒 真吾
鳥取大学器官再生外科学
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金岡 保
鳥取大学器官再生外科学
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佐伯 宗弘
鳥取大学器官再生外科
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中村 嘉伸
鳥取大学器官再生外科
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松田 成人
鳥取大学器官再生外科学
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広恵 亨
鳥取大学器官再生外科学
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松田 成人
鳥取大学器官再生外科
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佐伯 宗弘
鳥取大学器官再生外科学:(現)浜田医療センター心臓血管外科
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Ohgi Shigetsugu
鳥取県立中央病院 呼吸器外科
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金岡 保
鳥取大学器官再生外科
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應儀 成二
日立記念病院
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中村 嘉伸
鳥取大学器官再生外科学
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