農産物認証に対する信頼性とその評価に関する研究
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概要
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本研究の課題は特別栽培認証農産物に対して一定の信頼を寄せている消費者層の存在を明らかにし,あわせて,これらの消費者が認証農産物に対していくらなら負担するのかを定量的に計測することである。そこで,まず,消費者の特別栽培認証農産物に対する評価を明らかにするために都道府県へのアンケート調査を実施した。その結果,消費者は特別栽培認証農産物に対し一定の評価をしていることが明らかになった。次に,イチゴを対象とし,第3者機関による品質保証表示に対する消費者の負担金額,すなわち,支払意思額をコンジョイント分析により計測した。その結果,300円パックの場合,「国,農協グループ,市場はやや信頼できるが,小売企業はあまり信用できない」と考えている消費者層が,他の層と比べて最も高い支払意思額15.0円(対価格比5%)を,また,600円パックの場合では,15.7円(対価格比2.7%)の支払意思額を示した。したがって,このような層は,価格の差別化による認証農産物を受け入れる可能性が高いと結論づけられる。
- 東京農業大学の論文
- 2005-06-20
著者
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鈴木 充夫
東京農業大学国際食料情報学部国際バイオビジネス学科
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鈴木 充夫
東京農業大学
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鈴木 充夫
東京農業大学国際食料情報学部
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鈴木 充夫
東京農業大学国際食料情報学部生物企業情報学科
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伊藤 雅之
株式会社三菱総合研究所社会システム政策研究部
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