デュシャンヌ型進行性筋ジストロフィー症児の膝関節筋力と立ち上がり動作
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概要
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運動機能がピークとなる6歳前後のデュシャンヌ型筋ジストロフィー症における膝関節筋力の推移を把握すること, および筋力と立ち上がり動作との関係を明らかにすることを目的とした。15名のデュシャンヌ型筋ジストロフィー症児を対象とし,"ハンドヘルド筋力計"を用いて膝関節伸展力および屈曲力を1〜4年間測定した。立ち上がりの評価には5段階の評定法を使用した。膝関節伸展力は6歳頃ピークに達しそれ以降は減少した。また6歳〜7歳の時点で膝関節伸展力は高い群と低い群の2群に分かれ, 低い群は高い群に比し障害の進行が早いと推測された。膝関節屈曲力には増減傾向が少なかった。膝関節筋力と立ち上がりとの関係では,伸展力低下と共に立ち上がりの明らかな低下を示した。
- 1998-01-31
著者
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