当院リハビリテーション部よりみた高齢患者の疾病構造の変化について

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概要

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大学病院リハビリテーション部における高齢化,及び疾病構造の変化について検討するために,過去10年間に入院しリハビリテーション・サービスを受けた65歳以上の高齢患者1,756例(男性881例,女性875例)を対象に,年齢,リハビリテーション依頼診断名,合併症及び依頼科を調べた。その結果,(1)10年間で高齢患者の割合は約10%を占め,着実に高齢化が進んでいた。(2)疾病構造に著明な変化はみられなかったが,心・呼吸器疾患が増加傾向にあり,また高齢患者の長期臥床の併害による悪影響が示唆された。(3)今後,高齢化が進む中で高齢患者特有の複雑・多様化した病態を理解した上でアプローチしていくことの必要性が示された。
社団法人日本理学療法士協会の論文
1987-02-10

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