新たな高齢者介護システムの確立について : 中間報告

概要

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今回の中間報告の背景には, 経済の停滞・空洞化・低成長化, 人工の高齢化・少子化, 核家族化, 国民医療費の高謄, 保健・福祉基盤の未整備および財源の保障など多岐にわたる問題が山積しており, このところをどのように整理し, 総合的な施策を構築してゆくかという時代状況がある。21世紀は高齢がより高いQOLを目指し, 保健福祉サービスの拡充に強い期待を抱いている時代でもある。反面でこの点は, 大きな社会不安でもあり, 政治的にも最大の重要課題である。政府は平成2年のゴールドプランを基に計画を進めてきた。PTの需給計画の見直しもその流れの中で生まれたが, 財源難の問題と保健福祉サービスの拡充は一体のものでありこの命題をクリアーしない限り先が見えてこないのがバブル崩壊以後の今日の事態である。従ってこの報告は, まず総論として保健福祉サービスの基盤整備・充実は重要ですとの基本認識を示したが, それを実施するための財源として介護保険を導入するのが適当としている。さらに導入のために必要な具体的な課題を明記している。本協会においても早急に要望事項をまとめ関係機関に提出する必要がある。以下に「新たな高齢者介護システムの確立について(中間報告)」の全文を掲載する。
社団法人日本理学療法士協会の論文
1995-09-30

新たな高齢者介護システムの確立について : 中間報告

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