デヒドロエピアンドロステロンおよびフェノバルビタールの単独あるいは併用投与による雄ラットにおけるオロチン酸誘導脂肪肝の防止
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概要
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デヒドロエピアンドステロン(DHEA)はステロイドホルモンの1つであり, ゲッ歯類においてペルオキシゾームを増殖させる.雄ラットにおいて, オロチン酸を含む高ショ糖食により形成される脂肪肝を, DHEAおよびフェノバルビタール(PB)の単独あるいは併用投与により防止できた.肝脂肪を形成した群に比べ, DHEA単独およびPB併用群では肝臓重量の増加が見られ, 併用群でより顕著であった.肝臓重量の増加は, 細胞の大きさとペルオキシゾームの増加によるものであり, DHEA単独およびPB併用群の肝細胞内に脂肪滴の蓄積はみられなかった.PB単独群では, 肝臓重量に変化を生じずに, 脂肪滴の蓄積を防止できた.
- 社団法人日本獣医学会の論文
- 1998-04-25
著者
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