工程の品質とその数量能力計画の経済性指標
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概要
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投資利益率が工程の品質とその数量能力計画における一般的な経済性指標の一つとして従来から使われている.これはでき上がった計画案を評価するけれどもそれ以上計画案を改良する過程で役立たない.また品質能力を含めて計画しようとするとき最適化を考えることは困難である.本稿は, 工程の品質能力に関する有利性を固定費補償に必要な最低稼働率に導き, 稼働率がそれを越える程度いわば総体的期間利益を提案する.そのさい, それが能力計画作成過程で与えてくれる情報が示される.さらに, 相対的期間利益と割引法による投資利益率との特性比較により次のことが明らかにされる.状況が(固定費中の減価償却費比率)×(計画年数)を大きくする方向にあるときには前者が適応し, 状況がその逆方向にあるときには後者が適応する.
- 1988-08-15
著者
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