除草剤連用下におけるクログワイ生育過程のモデル化と水稲への雑草害の予測
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概要
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除草剤連用下におけるクログワイ(Eleocharis kuroguwai Ohwi)の地上部生育と塊茎の形成および生存との関係について、システム・ダイナミックスの手法を用いモデル化を行った(第1図)。除草剤を連用する圃場におけるクログワイの発生株数および連用1年目の地上部指数を変化させ、本生育モデルによるシミュレーションを行い、連用下におけるクログワイ生育動向について検討した。その結果、以下のことが明らかとなった。 1) モデル策定に用いたものとは異なる圃場試験にモデルを適用したところ、シミュレーション結果は実測値とほぼ一致した(第2、4図)。 2) クログワイの地上部生育は、シミュレーション結果から、除草剤連用1年目の地上部指数に応じて一定の値に収束することが明らかとなった(第3図)。 3)除草剤連用下における雑草害の程度は、発生株数と関連した連用1年目におけるクログワイの地上部指数から予測できることが、シミュレーション結果により明らかとなった(第5図)。
- 日本雑草学会の論文
- 1993-05-28
著者
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