自然発症した大腸菌型乳房炎の牛における急性相反応
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概要
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自然発症した大腸菌型乳房炎牛18頭の血清サイトカイン活性と急性相反応蛋白の変化を9日間観察した.重症群の7頭は観察期間中に全身ならびに乳房の炎症反応がみられたが,軽症群の11頭では発症3日以内に一般臨床症状ならびに泌乳が回復した.発症時における重症群の血清インターロイキン(IL)-1ならびに腫瘍壊死因子(TNF)活性は軽症群に比べ明らかに高く,また血清IL-1活性の上昇は観察期間持続した.重症群の血清α_1酸性糖蛋白濃度は発症後徐々に上昇し,9日後に最高値になった.また,重症群の血清ハプトグロビン濃度は3日後に最高値になり,その後徐々に低下した.本成績から重症の大腸菌型乳房炎を発症した牛における明らかな血清IL-1活性および血清α_1酸性糖蛋白とハプトグロビンの変化が示された.
- 2001-06-25
著者
-
高橋 克仁
大阪府立成人病センター研
-
川村 清市
北里大学獣医畜産学部獣医内科学教室
-
田島 誉士
北海道大学大学院獣医学研究科
-
大塚 浩通
北里大学獣医畜産学部
-
大塚 浩通
北里大 獣医
-
大塚 浩通
北里大学獣医学部
-
高山 将司
北里大学獣医畜産学部獣医内科学教室
-
森 一憲
碇高原総合牧場
-
小岩 政照
酪農学園大学附属家畜病院
-
小岩 政照
酪農学園大学獣医学部
-
星 史雄
北里大学獣医学部小動物第2内科学研究室
-
星 史雄
北里大学 獣畜
-
永井 文紀
石狩NOSAI北部家畜診療センター
-
川村 清市
北里大学獣医学部
-
川村 清市
北里大学獣医畜産学部大動物内科学研究室
-
川村 清市
北里大学 獣医畜産学部 獣医内科学 講座
-
川村 清市
宮城県農業共済組合連合会 中央家畜診療センター
-
小岩 政照
酪農学園大
-
工藤 克典
石狩NOSAI
-
初谷 敦
碇高原総合牧場
-
田村 啓二
酪農学園大学附属家畜病院
-
永井 文紀
石狩nosai
-
星 史雄
北里大学獣医内科学
-
川村 清市
北里大学獣医畜産学部
-
Takahashi K
Hokkaido Univ. Sapporo Jpn
-
Rosol Thomas
オハイオ州立大学獣医生物学講座 U.s.a.
-
初谷 敦
酪農学園大学附属家畜病院
-
Tamura K
National Inst. Infections Diseases Tokyo Jpn
-
小岩 政照
酪農学園大学生産動物医療学教室
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