マウスをレプトスピラ病の予防の実験に用いることについて
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
さきに報告したマウス体内におけるレプトスピラの発育増殖の知見にもとづいて, マウスをレプトスピラ病の予防の実験に用いることを試みた. Laptospira autumnalis の石炭酸加ワクチンをあらかじめ注射されたマウスに, 同じレプトスピラを接種すると, レプトスピラ血症と, 腎におけるレプトスピラ保有が認められない. ワクチン注射をうけない対照マウスでは, しかしこれらが認められる. この報告にのべられた実験成績から, マウスは, ほかの実験動物と同じように, レプトスピラの予防の研究に有用であると結論された. マウスの眼から, 連続的に採血する手技が, マウスを用いて行うレプトスピラ病の実験に, 役にたつことについて考察した.
- 社団法人日本獣医学会の論文
- 1962-10-25
著者
関連論文
- レプトスピラ毒力および無毒力株のプラスミドDNAの検出とそのプラスミドプロファイルの比較
- 16S rRNA遺伝子配列の比較解析による幼若ラット尿石症由来コリネバクテリアの同定
- めん羊の毛刈創傷へのヨードチンキのスプレー塗布による乾酪性リンパ節炎(CLA)の予防(短報)
- めん羊の Corynebacterium pseudotuberculosis 感染における毛刈創傷の重要性を示す血清疫学的所見(短報)
- 小莢膜保有K. pneumoniae莢膜型1の健康種雄馬精液および子宮内膜炎罹患馬子宮頚管における存在およびその大莢膜保有株との毒力の比較
- 牛尿路コリネバクテリアのCAMPテスト
- 牛肺疫補体結合反応術式の検討
- 21 北海道に発生した牛のヨーネ病について (第61回日本獣医学会記事)
- Campylobacter fetusの凍結乾燥(昭和52年度第23回凍結及び乾燥研究会研究報告)
- Corynebacterium renale 感染で膀胱炎を起こした牛と腎孟腎炎のそれの抗生物質による治療効果