N-CWS接種により誘導される腫瘤内浸潤細胞の分析
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概要
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牛白血病腫瘤内にNocardia rubra cell wall skeletonを接種したところマクロファージ, PanTおよびBoCD4^+細胞の増加が認められた. BoCD8^+細胞は接種後4日目まで徐々に増加したが, 8日目では減少した. 接種後8日目の浸潤細胞は牛白血病細胞株に対し細胞障害活性を持っていたが, 培養に伴いその活性は減少し培養14日目で消失した. この細胞障害活性を持たない細胞を他の腫瘤内に1週間隔で2回接種 (養子免疫) したところ初回接種後5週でその腫瘤は消失した.
- 社団法人日本獣医学会の論文
- 1990-12-15
著者
-
小沼 操
酪農学園大学
-
川上 善三
酪農学園大学獣医学科家畜微生物学教室
-
川上 善三
酪農学園大学獣医学科獣医微生物学教室
-
保富 康宏
酪農学園大学家畜内科学教室
-
小沼 操
酪農学園大 酪農
-
川上 善三
酪農学園大
-
Davis William
Department of Veterinary Microbiology and Pathology, College of Veterinary Medicine, Washington Stat
-
保富 康宏
酪農学園大学獣医微生物学教室
-
Davis William
Department Of Veterinary Microbiology And Pathology College Of Veterinary Medicine Washington State
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