豚胎仔腎株化細胞における豚パルボウイルスのプラック形成と増殖
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概要
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3〜24時間で単層を形成したESK細胞で豚パルボウイルスは明瞭なプラックを形成したが, 48〜72時間培養のESK細胞ではプラックは形成されなかった. 3時間培養でのプラック形成数は24時間培養でのそれより高かった. DEAE-dextranを重層寒天培地に加えるとプラックは大きくなったが, 感染価は上昇しなかった. プラック形成は免疫血清によって特異的に抑制された. ウイルスは3時間培養のESK細胞でよく増殖し, 増殖の暗黒期は8〜10時間の間であった.
- 社団法人日本獣医学会の論文
- 1988-06-15
著者
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今田 忠男
農林水産省家畜衛生試験場
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川村 斉
農林水産省家畜衛生試験場
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藤田 達男
岐阜大学農学部獣医学科家畜解剖学教室
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藤田 達男
大分家畜保健衛生所
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藤田 達男
大分県農林水産研究センター畜産試験場
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今田 忠男
農林水産省家畜衛生試験場ウイルス研究部
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