ウマの体毛と蹄のアミノ酸組成に関する研究
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概要
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ウマの体毛と蹄のケラチンのアミノ酸組成を解析した. 蹄のAsx, Gly, Ala, Ile, Leu, TyrおよびPheの含有量は体毛より高く,またThr, Ser, Pro, Cysは逆に低かった. 両者のCysの含量の差異が最も著しかったことから,形成されるケラチンの種類決定にCysが重要なことが示唆された. さらに,7品種のウマの体毛と蹄のアミノ酸組成の比較生化学的解析から,品種間における血統関係がそのアミノ酸組成に部分的に反映することが示唆された. 過ギ酸で可溶化されたケラチンをゲル濾過分画したところ,いくつかの成分が検出され,SDS-ポリアクリルアミドゲル電気泳動による分画で,分子量100,000〜30,000ダルトン領域に広いスメア様バンドが検出された.
- 社団法人日本獣医学会の論文
- 1988-04-15
著者
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