土の安定処理 : オーストラリアにおける近況
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概要
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最近のオーストラリアにおける土質安定処理について例をあげて説明している。現在では土質安定処理の大部分が道路, 飛行場の舗装工に関連するものである。路床に対しては石灰安定処理, 路盤に対してはセメント安定処理が行なわれ, 歴青安定処理は表層に限って使用されている。また舗装以外で, 注目すべきものとして流水面やアースダムのコアの侵食防止に石灰安定処理が行なわれ, 小規模であるが, 掘削工事におけるヒービングや埋戻し後の沈下の防止にも安定処理が行なわれている。一方, 土質については, 粘性土に対してはセメントよりも石灰がよく用いられ, セメント, 歴青安定は砂質土に対しておもに用いられている。近年, 世界中で安定済の開発を目ざし盛んに研究が行なわれてきているが, その注目すべきものとして生石灰を用いて地盤を水平圧密させる方法が日本とオーストラリアで実施されている。
- 1973-03-15
著者
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