実船の遭遇海象について : 第3報
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
Authors study on the characteristics of the wave load in the reliability analysis of the ship strength from the view point of practically encountered wave condition of ships. In this report, authors research the statistical character of wave and wind conditions observed by 59 voluntary ships in the Pacific Ocean during the period of 6 years (1967-1981), to obtain the fundamental data of the wave load for an ocean going vessel. To verify the character η_μ that exaress the observed wider scatter band of such meteorological phenomena as wind velocity and wave condition, authors research the wind mesurement recorded at 24 weather stations in Japan for 20 years. It is confirmed that the value of η_μ is equal to the result of the 2 nd report. In the 2nd report, it is concluded that the scattering of each wave conditions is caused by the above η_μ and the variation of the ship operationg condition, and the effect of the latter become smaller when the ship service period is such long time as 20 years. But, it is found by the above research that the latter effect can not be disregarded when the area where ship will sail become wider. In general, an ocean going vessel does not sail in a certain limited sea zone, so it may be required to regard that the latter effct is larger than the result of the above research when we analyse the reliability of strength of such ships. The maximum value of the wave load of a ship is governed by the maximum wave height and its frequency in the encountered wave condition. Authors study on the distribution of the maximum wave height and clarify that the theoretical distribution well agree with observed maximum distribution of each wave period. From the above result, it is concluded that the coefficient of variation of the maximum wave load of a ship which operates in the same sea zone as the voluntary ships amounts between 18% and 22% and that the value increase in proportion to ship size. In the same manner as the variation of wave condition, as the area of operating zone increases the scatter band of distribution of the maximum wave load released increases and the value of the coefficient of variation of the maximum wave load of the general ocean going vessel should be taken more than the amount of 18-22%.
- 社団法人日本船舶海洋工学会の論文
著者
関連論文
- 船体振動による水中放射音の基礎的研究 : 第6報 実験例
- 船体振動による水中放射音の基礎的研究 : 第5報 長・短波長近似
- 船体振動による水中放射音の基礎的研究 : 第4報 3次元問題
- 船体振動による水中放射音の基礎的研究 : 第3報 散乱問題と可逆定理
- 船体振動による水中放射音の基礎的研究 : 第2報 断面形状の影響
- 船体振動による水中放射音の基礎的研究 : 第1報 半没円筒殻
- 甲板パネルの圧壊強度に関する統計的性質について
- 2 波浪中の構造安全評価法(波浪中の船体の構造応答と安全性評価について)
- 波浪荷重の統計的性質と疲労強度評価のための波浪荷重のシミュレーション法 : その3 : 嵐モデルによる変動振幅荷重疲労試験結果
- (38) 波浪荷重の統計的性質と疲労強度評価のための波浪荷重のシミュレーション法 : その3:嵐モデルによる変動振幅荷重疲労試験結果 : 平成7年春季講演論文概要
- (15)波浪荷重の統計的性質と疲労強度評価のための波浪荷重のシミュレーション法(その2)
- 波浪荷重の統計的性質と疲労強度評価のための波浪荷重のシミュレーション法(その1)
- 修正マイナー則を用いた疲労強度評価の検討
- 2-12 修正マイナー則を用いた疲労強度評価の検討
- 波浪荷重の長期分布の簡易推定法
- (23) 波浪荷重の長期分布の簡易推定法(平成13年春季講演論文概要)
- 各種波浪荷重により生じる船体構造部材の疲労被害度の相関係数による合成法
- (63) 各種波浪荷重により生じる船体構造部材の疲労被害度の相関係数による合成法(平成12年秋季講演論文概要)
- 波浪荷重の長期分布と遭遇海象との関係 : 第2報 疲労被害度と想定海象
- (26) 波浪荷重の長期分布と遭遇海象との関係 : 第2報 疲労被害度と想定海象(平成12年春季講演論文概要)
- 波浪荷重の長期分布と遭遇海象との関係 : 第1報 波浪荷重の最大値と想定海象
- (36) 波浪荷重の長期分布と遭遇海象との関係 : 第1報 波浪荷重の最大値と想定海象(平成11年秋季講演論文概要)
- 波浪荷重の長期計測とその解析
- (13) 波浪荷重の長期計測とその解析 : 平成10年秋季講演論文概要
- 応力集中緩和開口の疲労強度
- 波浪により船体構造に生じる各種荷重間の相関について (第2報) : 縦荷重と積荷重により構造に生じる応力間の相関
- 5-7 応用集中緩和開口の疲労強度
- (54) 波浪により船体構造に生じる各種荷重間の相関について(第2報) : 縦荷重と横荷重により構造に生じる応力間の相関 : 平成9年秋季講演論文概要
- 波浪により船体構造に生じる各種荷重間の相関について
- 弾性論の境界値問題における特異点法について (第4報) : 2次元動的弾性問題
- (27)波浪応答の実船計測における最適計測間隔 : 平成7年秋季講演論文概要
- 応急処置としてのストップホールの効果
- 波浪応答の実船計測の解析における極値統計理論の適用について(続)
- 艦船の縦強度について : 第1報 波浪荷重
- 波浪応答実船計測の解析における極値統計理論の適用について
- 波浪荷重と構造強度解析
- (13) 一般商船の波浪の目視観測精度と波浪荷重について : 平成10年春季講演論文概要
- 船体振動により発生する水中放射音の効率的な計算法とその応用
- (46)船体振動により発生する水中放射音の効率的な計算法とその応用 : 平成8年秋季講演論文概要
- 波浪応答の実船計測における最適計測間隔
- 海上自衛隊における航法支援システムの活用
- (34)水中物体の形状推定の基礎研究(続)
- 水中物体の形状推定の基礎研究-続-〔含 討論〕
- 水中物体の形状推定の基礎研究
- ウェザー・ルーティング : 気象情報に基づく最適航法,ウェザー・ルーティング研究グループ編著
- (25) 水中物体の形状推定の基礎研究 : 平成5年春季講演論文概要
- 波浪応答の実船計測の解析における極値統計理論の適用について(第3報)
- 波浪応答の実船計測における極値統計理論の適用について : 第3報
- 波浪荷重の長期予測における想定海象の影響(真能創教授に捧ぐ)
- 船体パネルの空気音の透過について
- 船体不連続部の最適形状について(第4報) : 2軸荷重をうける無限平板中の開口
- 船体を構成するパネルの音の透過特性について
- 船底トランスのスロット周辺におけるスチフナ基部の疲労損傷について
- 船体不連続部の最適形状について (第3報) : 一様引張りをうける平板中の連続開口
- 船体強度の信頼性解析 : 第4報
- 実船の遭遇海象について : 第3報
- 船体不連続部の最適形状について(第2報) : 一様引張り(圧縮)をうける無限板中の開口について(続)
- 船体不連続部の最適形状について (第1報) : 一様引張り (圧縮) をうける無限板中の開口
- 船体縦強度解析における荷重の確率変数としての特性 (第4報) : 実船の遭遇海像からみた波浪荷重の特性
- 実船の遭遇海象について(続)
- 実船の遭遇海象について
- 実船の遭遇海象について〔含 討論〕
- 波浪中の船体曲げ撓みについて
- 波浪中の船体曲げ撓みについて
- 波浪中の船体曲げ撓みについて〔含 討論〕
- 海洋波に対する応答の長期分布の理論的推定における想定海象について(第4報) : 北太平洋の海象
- 海洋波に対する応答の長期分布の理論的推定における想定海象について(第4報) : 北太平洋の海象
- 船体縦強度解析における荷重の確率変数としての特性 : 第3報 : 全荷重の長期分布
- 船体縦強度解析における荷重の確率変数としての特性 : 第3報 : 全荷重の長期分布
- 船体縦強度解析における荷重の確率変数としての特性(第2報) : 静水曲げモーメント等の長期分布
- 船体縦強度解析における荷重の確率変数としての特性(第2報) : 静水曲げモーメント等の長期分布
- 海洋波に対する応答の長期分布の理論的推定における想定海象について(第3報)
- 船体縦強度解析における荷重の確立変数としての特性 : 第1報 : 波浪荷重に与える重量分布の影響
- 船体縦強度解析における荷重の確立変数としての特性 : 第1報 : 波浪荷重に与える重量分布の影響
- 初期撓みを有する強力甲板の縦ビ-ム間パネルの最終圧縮強度 (牧山・真嶋・能本教授退官記念号)
- 船底部材の波浪荷重に与える内部貨物の影響
- 海洋波に対する応答の長期分布の理論的推定における想定海像について(続)
- 海洋波に対する応答の長期分布の理論的推定における想定海像について(続)
- 船底トランスのスロット周辺におけるスチフナ基部の疲労損傷について
- 水中物体の形状推定の基礎研究〔含 討論〕
- 波浪に対する各種船体応答の長期分布の近似推定法とその応用
- 航海記録からみた波浪曲げモーメントの長期分布についての考察
- 弾性論の境界値問題における特異点法について (第5報) : 数値計算法について
- 弾性論の境界値問題における特異点法について (第3報) : 三次元軸対称問題
- 弾性論の境界値問題における特異点法について (第2報) : 数値計算
- 弾性論の境界値問題における特異点法について (第1報) : 理論
- Statistical Characteristics of Long Term Distribution of Wave-Induced Loading and the Simulation Method for Fatigue Strength Analysis of Ship Structural Member (2nd Report)
- Inverse Acoustic Scattering for Shape Identification (continued)