海洋波に対する応答の長期分布の理論的推定における想定海象について(第3報)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
The highest value of wave height and its frequency at each wave period interval of a supposed wave condition have the most significant effect on the theoretically estimated extreme of wave induced variable of a ship. Regarding the supposed wave statistics as a result of a random sampling from the population which has no upper limit value of wave height, it is to be expected that the ship has chances to meet far more severe surface conditions than the extreme surface condition in the supposed wave statistics. From the above viewpoint, to estimate the extreme by supposing a wave condition means to regard wave height distribution which has no upper limit as a distribution truncated at an up Per limit value. In this case, the distribution of parameter R of short-term distribution of the response variable is also truncated at an upper limit value 1~hrch corresponds to the value of wave height. Thus, the theoretical prediction of the extreme may be an under estimation. Authors study on the distribution of R of actual ships. Applying two mathematical models which describe the distribution approximately, the reduction of the extreme by truncating the distribution is investigated. From the result of calculation of the extreme of wave bending moments on the North Atrantic (by Walden), it is clarified that the erorr ranges from 2 to 7% and changes by ship size. The erorr range also changes according to the sample size of original wave observation of the supposed wave condition. So it is desirable that the numbers of observation of such wave statistics are more than 1X10^5 in order to get a reliable result. In the first report of this paper, application of corrected maximum wave height in each. wave period interval was suggested. It is made clear that the extreme on the corrected wave condition may have higher reliability than that on the original wave condition, in this paper.
- 社団法人日本船舶海洋工学会の論文
著者
関連論文
- 船体振動による水中放射音の基礎的研究 : 第6報 実験例
- 船体振動による水中放射音の基礎的研究 : 第5報 長・短波長近似
- 船体振動による水中放射音の基礎的研究 : 第4報 3次元問題
- 船体振動による水中放射音の基礎的研究 : 第3報 散乱問題と可逆定理
- 船体振動による水中放射音の基礎的研究 : 第2報 断面形状の影響
- 船体振動による水中放射音の基礎的研究 : 第1報 半没円筒殻
- 甲板パネルの圧壊強度に関する統計的性質について
- 波浪荷重の統計的性質と疲労強度評価のための波浪荷重のシミュレーション法 : その3 : 嵐モデルによる変動振幅荷重疲労試験結果
- (38) 波浪荷重の統計的性質と疲労強度評価のための波浪荷重のシミュレーション法 : その3:嵐モデルによる変動振幅荷重疲労試験結果 : 平成7年春季講演論文概要
- (15)波浪荷重の統計的性質と疲労強度評価のための波浪荷重のシミュレーション法(その2)
- 波浪荷重の統計的性質と疲労強度評価のための波浪荷重のシミュレーション法(その1)
- 波浪荷重の長期計測とその解析
- (13) 波浪荷重の長期計測とその解析 : 平成10年秋季講演論文概要
- 応力集中緩和開口の疲労強度
- 波浪により船体構造に生じる各種荷重間の相関について (第2報) : 縦荷重と積荷重により構造に生じる応力間の相関
- 5-7 応用集中緩和開口の疲労強度
- (54) 波浪により船体構造に生じる各種荷重間の相関について(第2報) : 縦荷重と横荷重により構造に生じる応力間の相関 : 平成9年秋季講演論文概要
- 波浪により船体構造に生じる各種荷重間の相関について
- 弾性論の境界値問題における特異点法について (第4報) : 2次元動的弾性問題
- (27)波浪応答の実船計測における最適計測間隔 : 平成7年秋季講演論文概要
- 応急処置としてのストップホールの効果
- 波浪応答の実船計測の解析における極値統計理論の適用について(続)
- 艦船の縦強度について : 第1報 波浪荷重
- 波浪応答実船計測の解析における極値統計理論の適用について
- 波浪荷重と構造強度解析
- (13) 一般商船の波浪の目視観測精度と波浪荷重について : 平成10年春季講演論文概要
- 船体振動により発生する水中放射音の効率的な計算法とその応用
- 波浪応答の実船計測における最適計測間隔
- 海上自衛隊における航法支援システムの活用
- (34)水中物体の形状推定の基礎研究(続)
- 水中物体の形状推定の基礎研究
- ウェザー・ルーティング : 気象情報に基づく最適航法,ウェザー・ルーティング研究グループ編著
- (25) 水中物体の形状推定の基礎研究 : 平成5年春季講演論文概要
- 波浪応答の実船計測の解析における極値統計理論の適用について(第3報)
- 波浪応答の実船計測における極値統計理論の適用について : 第3報
- 船体パネルの空気音の透過について
- 船体不連続部の最適形状について(第4報) : 2軸荷重をうける無限平板中の開口
- 船体を構成するパネルの音の透過特性について
- 船底トランスのスロット周辺におけるスチフナ基部の疲労損傷について
- 船体不連続部の最適形状について (第3報) : 一様引張りをうける平板中の連続開口
- 船体強度の信頼性解析 : 第4報
- 実船の遭遇海象について : 第3報
- 船体不連続部の最適形状について(第2報) : 一様引張り(圧縮)をうける無限板中の開口について(続)
- 船体不連続部の最適形状について (第1報) : 一様引張り (圧縮) をうける無限板中の開口
- 船体縦強度解析における荷重の確率変数としての特性 (第4報) : 実船の遭遇海像からみた波浪荷重の特性
- 実船の遭遇海象について(続)
- 実船の遭遇海象について
- 実船の遭遇海象について〔含 討論〕
- 波浪中の船体曲げ撓みについて
- 波浪中の船体曲げ撓みについて
- 波浪中の船体曲げ撓みについて〔含 討論〕
- 海洋波に対する応答の長期分布の理論的推定における想定海象について(第4報) : 北太平洋の海象
- 海洋波に対する応答の長期分布の理論的推定における想定海象について(第4報) : 北太平洋の海象
- 船体縦強度解析における荷重の確率変数としての特性 : 第3報 : 全荷重の長期分布
- 船体縦強度解析における荷重の確率変数としての特性 : 第3報 : 全荷重の長期分布
- 船体縦強度解析における荷重の確率変数としての特性(第2報) : 静水曲げモーメント等の長期分布
- 船体縦強度解析における荷重の確率変数としての特性(第2報) : 静水曲げモーメント等の長期分布
- 海洋波に対する応答の長期分布の理論的推定における想定海象について(第3報)
- 船体縦強度解析における荷重の確立変数としての特性 : 第1報 : 波浪荷重に与える重量分布の影響
- 船体縦強度解析における荷重の確立変数としての特性 : 第1報 : 波浪荷重に与える重量分布の影響
- 初期撓みを有する強力甲板の縦ビ-ム間パネルの最終圧縮強度 (牧山・真嶋・能本教授退官記念号)
- 船底部材の波浪荷重に与える内部貨物の影響
- 海洋波に対する応答の長期分布の理論的推定における想定海像について(続)
- 海洋波に対する応答の長期分布の理論的推定における想定海像について(続)
- 船底トランスのスロット周辺におけるスチフナ基部の疲労損傷について
- 波浪に対する各種船体応答の長期分布の近似推定法とその応用
- 航海記録からみた波浪曲げモーメントの長期分布についての考察
- 弾性論の境界値問題における特異点法について (第5報) : 数値計算法について
- 弾性論の境界値問題における特異点法について (第3報) : 三次元軸対称問題
- 弾性論の境界値問題における特異点法について (第2報) : 数値計算
- 弾性論の境界値問題における特異点法について (第1報) : 理論
- Statistical Characteristics of Long Term Distribution of Wave-Induced Loading and the Simulation Method for Fatigue Strength Analysis of Ship Structural Member (2nd Report)
- Inverse Acoustic Scattering for Shape Identification (continued)