感性を考慮したメールシステム : 「感性メール」(Information Design)
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概要
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本作品は従来の機能を主体としてコミュニケーションに感性を融合させ、より気持ちを伝えるために感性ネットワーク・インタフェースのデザインの構造を検討し、その概念を利用した新しいメール・ソフトウエアを提案することを目的とする。ここでは、感性情報の特徴である主観性、多義性、曖昧性、状況依存性の属性に対応したデザイン手法を検討し、感性ネットワーク・インタフェースデザインの構造を提案している。提案してる構造の基本的な流れは、情報取得、情報のデータ化、データから表現へ変換、表現の確認・修正、データ送付、データ受信、データから表現へ変換である。次に、提案した感性インタフェースデザイン構造を基に、メールソフトを題材に現在の文字情報のメールに感性情報を付加した感性メールを開発し、この手法の有効性を検討している。開発された感性メールの限定版はすでに一般に公開され多くの好意的な反響を呼んでいる。また、感性メールの使用版はすでに一部に公開されて、今後は多くの人に評価してもらう予定である。
- 2004-03-30
著者
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山崎 和彦
日本アイ・ビー・エム(株)
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山崎 和彦
千葉工業大学
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山崎 和彦
日本ibm
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村中 直文
日本アイ・ビー・エム(株)ユーザーエクスペリエンス・デザインセンター
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笹島 学
日本アイ・ビー・エム(株)ユーザーエクスペリエンス・デザインセンター
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宇田川 直哉
日本アイ・ビー・エム(株)UEデザインセンター
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笹島 学
日本アイ・ビー・エム(株)
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山崎 和彦
日本アイ・ビー・エム
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村中 直文
日本アイ・ビー・エム(株)ueデザインセンター
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